filter_4 バーチャルオーケストラ

DTM(Desk Top Music)

当教室では管弦楽法の一環として、PCを使ったバーチャルオーケストラでの作編曲を行っています。DTMはPCを使った音楽制作のことで、ポピュラー音楽はもちろん、近年はクラシック音楽でも使われています。クラシック系の音楽制作というと、以前はスタジオやホールで生演奏を録音するしかありませんでしたが、今はPC上でもかなりのクオリティで再現できるようになってきました。

DAW(Digital Audio Workstation)

実際の作業は、DAWと呼ばれる音楽制作ソフトを使って行います。代表的なDAWには以下のようなものがあります。

ロジックプロ
キューベース
スタジオワン
プロツールス

DAWでできることは大きく分けて、

①録音・編集 – 生声や楽器を収録してエディットする

②打ち込み – コンピュータ上で音を作ったり呼び出したりする

③ミックス – 複数の楽器のバランスを取り、聴きやすく整える

の3つです。DAWを使うと、生演奏を録音したり、デジタルの楽器をPC上で打ち込んだり、それらをミックスして1つの曲としてまとめることができます。

VSL(Vienna Symphonic Library)

②の打ち込みを行う場合、DAWとは別に、音を出すためのソフト(音源ライブラリ)が必要になります。DAWに初めから付いてくる音色を使うこともできますが、オーケストラの場合それでは十分な表現ができないため、専用の音源ライブラリであるVSLを使います。VSLはソフトの名前であると同時に、ウィーンに拠点を置くオーストリアの企業の名前でもあり、オーケストラ専門の音源パイオニアとして知られています。

Vienna Symphonic Library
Synchron Stage Vienna

VSLの最新音源は、Synchron Stage というホール型のスタジオで収録した生楽器の演奏データを使って制作されています。ステージ上の位置や、アーティキュレーションをコントロールしやすいのが特徴です。

基本的なセットは無料で使うことができます。ソフトの導入が難しい場合は、教室の機材もお使い頂けますので(オフラインレッスンにて対応)ご相談ください。

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